サンプルアプリ・ワークショップは、二度取り組む

新しいサービスやフレームワークなどを試す際、意識的に「同じものを2回作る」ことをしています。

1回目は、「動かすこと」が目的になる

サンプルアプリやワークショップの目的は、「サービスや製品・フレームワークなどについて理解を深める」ことが多いです。ただ、はじめて取り組む場合、無事完走しても「よくわからないこともあったけど、なんとか動いてよかった」が感想になりがちでした。

実際に動くものを自分で作ってみることで、「こういうことができる(らしい)」から「動かしてみたら、こんな感じだったよ」に意識が変わります。知識に経験が少し追加される・・・というのでしょうか。

ただ1回やるだけだと、大枠について理解は深まりつつも「この手順はなんのために、なにをやっているのか?」という詳細への理解はふわっとしたままになることが多いなとも思います。

2回目は、1回目の経験を振り返りながら

そのため、個人的によくやるのが2周目です。作ろうとするもの・ベースとする資料などは同じものを利用し、ただそこで1つ1つのステップについて「これってなんだったんだろう?」と振り返ることを目的に取り組んでいます。

「このステップでは、商品一覧データの取得と表示をxxで行っている」などが見えてくると、今度は「じゃあ並び替えの機能を入れてみようかな」とか「これってお知らせ一覧に応用できないかな?」などのカスタマイズを思いつくことができます。カスタマイズを始めようとすると、公式の技術ドキュメントを深堀りしたり、資料にないエラーに遭遇してGoogle検索やChatGPTに助けを求めたりすることになります。こうなってくると、規模ははるかに小さいですが、実案件でその技術を投入する際の擬似体験にもなる・・・のではないかと思います。

ブログで紹介するまでできると理想的

さらに理解を深める場合は、ワークショップ資料の内容を補足してみたり、カスタマイズしてみた記事を書くのが経験上効果的です。資料を作った人と自分の視点が全く同じということは少なく、自分の言葉で「ここ説明欲しかったな」と思ったことなどに言及していくと、オリジナル性も生まれますし、「何に悩んでいたか」「何が理解できたか」を言語化することで、より理解が深まります。

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